MTB ダウンヒルシリーズ 宇宿綜一郎選手からのレース結果報告 NO.1

2026/05/21

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小学6年生で日本各地を転戦するMTBライダー、宇宿(うすき)綜一郎選手からレポートが届きました!
MTB(マウンテンバイク)って、実は未知の領域でしたが、チームサポートする方の目線を読んでいると、こちらも緊張してきます。自動車のレースとはまた違ったワクワクというかゾクゾク感を味わってください!

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KENDA TIRES Presents ダウンヒルシリーズ第2戦
2026年4月26日
兵庫県神鍋高原
UP MTB PARK IN KANNABE
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ダウンヒルレース結果報告

今回の大会は総勢98名がエントリー。
その中でもクラスは細分化され、宇宿綜一郎は「キッズ HIクラス」に出場いたしました。

<現在のクラス構成>
①エリート男子
②エリート女子
③エキスパート男子
④マスターズ男子
⑤スポーツ男子
⑥オープン男子
⑦オープン女子
⑧ファーストタイマー男子
⑨キッズクラス
 -1 キッズHI(小学5〜6年生)
 -2 キッズMID(小学3〜4年生)
 -3 キッズLO(小学1〜2年生)

ダウンヒルレースは殆どが土曜日、日曜日の2日間で行われます。
土曜日は午前中にコースの試走を行い、午後に決勝のスタート順を決める為のシーディングラン(予選)を行います。
日曜日は午前中の限られた時間に試走を行い、午後に決勝を行います。
予選、決勝共に駆け引き無しのタイム一発勝負で争われるタイムトライアル形式の勝負です。

また、ダウンヒルレースの大きな特徴として、開催される会場は毎回違っていて、そのつど特設コースが作り上げられます。
つまり、全てのライダーにとって、毎回が初めてとなるコース。そこを試走、予選という短時間で攻略しなければ、良い結果が得られないのも、このレースの難しいところでもあり楽しいところでもあります。

今回もかなり癖のあるコースでした。神鍋高原は兵庫県の北部にあり、夏はパラグライダー、冬はスキーやスノーボードが楽しめる、兵庫屈指のリゾート高原です。今回は斜度がきつく、ミスすれば斜面から転がり落ちるような角度の斜面にコースが作られていました。



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4/25(土)
試走と予選

土曜日にライダーズミーティングを行い、いよいよ試走が始まります。
自転車の状況を確認する為にも、最初の試走は、コースを見る事と自転車の状況を確認しながら探り探りの試走となります。
一回目の試走のあと、サスペンションセッティング、タイヤのエア圧を変更、各部のネジやボルトの増し締めを行った後、再び試走へ。



実は昨年、綜一郎はこの神鍋高原会場で行われたレースで優勝することができました。が…今回は、作られたコースが違う事と、機材(自転車)を変更した事で、全てがリセットされた状態で挑むことになります。
そんな中で2回目の試走を終え、予選であるシーディングランの出走時間が迫ります。

刻々と綜一郎が出走する時間が迫る中で、ライバルたちがゴールしていきます。綜一郎の出走時間となりますが、我々サポートスタッフはゴール地点で見守る事しかできません。
場内の実況アナウンサーからスタートしたことを知らされ、中間地点でのタイムを確認。
その時点ではトップタイムで通過した事を確認できました。そしてそのままゴールを迎え、その後もライバルにタイムを越されることはなく、2位との差はわずが1秒ですが、予選ではクラストップタイムでその日を終える事ができました。



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4/26(日)
決勝

夏日を思わせるほどの好天で、コースもベストな状態。朝の限られた時間での試走ですが、前日と違ってそれほど多く試走できるわけでも無いので、決勝を見据えた走りをする選手も多く、会場は緊張感が漂っています。
攻めるゆえ、難所で転倒するライダーも多くいましたが、大きなケガが無かったのは幸いです。

一番の難所は「オフキャンバー」と言われる逆バンクの斜面を、いかにミスなく走るか。
ミスによってジャンプセクションへスムーズに加速できなければ、ジャンプできずに大きくタイムロスをしてしまいます。
まさにミスが命取りとなるコースです。

決勝時間が迫り、綜一郎もスタートポイントへ向けてリフトに乗って向かいます。



決勝の出走は、1分間隔で一人づつ出走し、予選順位トップが最後に出走をするリバーススタート方式。

最後の一発となる決勝ラン!スタートゲートは緊張感が漂う中、ライバルが順番にスタートしていきます。会場の実況では、そのゴールまでの様子がいやでも耳に入ってきます。

いよいよ最終走者となる綜一郎の前にスタートしたライダーは、シーディングでは綜一郎とのタイム差はわずか1秒。
そのライダーがスタートし、中間タイムを確認。綜一郎のシーディングランタイムを大幅に短縮したタイムで通過、そのままミス無くゴールを決め、
1:14.490(1分14秒149)と好タイムを叩き出しました。

その前のライダーがゴールする前に最終出走した綜一郎。
チームスタッフは中間タイムの実況を聞き、コンマ1秒の差で綜一郎が上回っているのを確認。まさに手に汗を握る展開ですが、ワンミスでその差は直ぐにひっくり返るタイム差…。そしてジャンプセクション、そしてその後に続く3連バーム(バンクコーナー)もミスなくこなし、最後のジャンプもミスなくゴール!!



実況MCがタイムを告げます…

1:14.910(1分14秒910)

一瞬、勝ったか負けたかわからないほどの数字ですが、結果はライバルと0.4秒の僅差で2位で終えました。

左から2人目。2位の表彰台に立つブルーのウェアが宇宿選手です。

 

優勝できなかったことはもちろん残念ではあるのですが、年間タイトルをとる為のシリーズポイントは獲得する事はできたので、タイトルの事を考えればよい結果といえます。

本人も、前回優勝したこの大会は落としたくなかったようですが、気持ちは既に切り替わっているようです。
次戦もまた応援よろしくお願いいたします!!

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<編集後記>
0.4秒!
ミスなく!?

結果に対して私たちが何か言えることは何もありません。

しかしミスなく、ベストを尽くしても、
まだ上がいる…。

レースと私たち製造業の仕事を比べるわけにはいきませんが、
今回のレポートを拝見して思ったことがあります。

まだ何かできることがあるはず。

これでよし、ではなく、
何かもっとあるはず、と考え続ける思考と努力こそが進化につながります。
宇宿綜一郎選手は、小学6年生。

未来の時間(レースでのミスや、これからの進路)のロスを防ぐために、
毎日研鑽しておられる姿に感服します。

シリーズチャンピオンの姿を私たちも想像しています!!